光と空間の対話:建築に宿す見えないもの

光の美しさに
ずっと心を奪われてきた

差し込む光 反射する光
触れられないのに確かに在るもの

それを この世界のどこかに
そっと留めてみたいと夢見る

架構を組むとき
風の通り道を探すとき

私はただ
光が落ち着く場所を探している

建築は空間を囲うことではない
光が舞い込み 影が踊り

時間が響き合う
そんな場を静かに支えること

私は光のために設計している
その美しさを ほんのわずか

この世界に留めるために