世の中の建物が
なんとも表面的で
ハリボテ感の高いものばかりな
現代日本・現代長崎
長崎でも思うのは、
今もって次々と森を切り開き
農地を整備し直して宅地化していく姿
外に外にスプロールというのですが
そんな状態で郊外に広がっていくしかない状態
イギリスではそんな拡大路線を止めるため
およそ100年前からグリーンベルトという
緑の緩衝地帯を設けていました
もちろん日本も
市街化調整区域という
市街地の郊外に厳しい
開発の抑制をしているのですが、、、
それでも郊外に広がっている諫早
全部が悪いというわけではないのですが
理想も信念もない開発には疑問ばかりです
シムコノイエがリノベーションを
大切に念うのは住まいが
歴史性と文化的価値を保存しているから
たとえ一般的な昭和の建物でも
時間が経つと価値が出てきます
でも多くの建物がその前に非情にも
壊され更地にされていきます
そうなれば土地の歴史も失われ
そこで育った人たちの原風景も
かき消されてどこにも拠り所のない
土地が出来上がります
今日本の地方から人口が流出していくのは
その土地への愛着がないことも一つあります
もちろん雇用がなければ仕事もなく
住み続けたいけどそれが
できない人も沢山ですが
そんな中に久々に味のある
昭和の建物に出会いました
愛情を感じる建物は
もちろん傷みがありますが
それでも年数の割に持ちがいい雰囲気
建て替えられそうな建物ですが
そこに住んでくださる人がいてくれること
味のある建物がなんとも優しく
ほっこりさせてくれました
手入れをすることは必須ですが
それでも年数の割にはとても綺麗でした
きっとおばあさまの愛情が
こもった家なんでしょうね

外壁も屋根もかなりボロボロなのに
雨漏りしていないところをみると
おばあ様の愛情の賜物ですよね
全てを残すのは難しくても
カジュアルに今時にアップデートして
今も現役で使われるのがいいですね
安易に建て替えるよりも
歴史にはエイジング技術も叶わないので
使えるのであれば使ってください!

