家づくりというと、
間取りや外観から考えるイメージがあるかもしれません。
でも私は、
その前に見るものがあります。
土地です。
風はどこから吹いてくるのか。
朝日はどこから差し込むのか。
雨はどこへ流れていくのか。
周囲の景色はどうなっているのか。
そうしたことを見ながら、
まずは土地の声を聞いていきます。
昔の人は、
土地の形や風の流れ、
日の入り方を見ながら住む場所を決めていました。
家は、
人がつくるものですが、
その前に土地の上に建つものでもあります。

今回の高床の家も、
最初から高床ありきだったわけではありません。
長崎の気候。
周辺の風の流れ。
土地の状態。
それらを読み解いていく中で、
自然とこの形に辿り着きました。
風が通ること。
湿気がこもりにくいこと。
床下の状態を確認しやすいこと。
それは特別な技術というより、
土地や気候と付き合った結果なのかもしれません。
建物だけを考えるのではなく、
土地と一緒に考える。
これからの住まいには、
そんな視点も大切だと思っています。
今週末の相談会でも、
間取りや設備の話だけではなく、
土地とどう付き合うか。
風や湿気とどう付き合うか。
そんな視点から住まいについて考えてみたいと思います。

