昔の日本の家は
今よりずっと「風」を
大切にしていました
床を少し高く上げ
地面との距離を取り
湿気を逃がしながら暮らしていた
長崎のような高温多湿の土地では
それがとても理にかなっていたのだと思います
今回の高床の家は
そんな昔の知恵を
現代の構造や暮らし方に合わせて
もう一度考え直した家です
ただ珍しい形にしたかったわけではありません
地面から少し浮かせることで
風が通り
湿気が抜け
床下の状態も
確認しやすくなる
結果として
建物も長持ちしやすくなります
でも
それだけではない気がしています
ほんの少し地面から離れることで
空気が変わる
光の入り方や
風の抜け方
外との距離感まで変わっていく
風が抜ける家って
ただ涼しいだけじゃなく
なんだか気持ちまで整っていく気がします
空気の流れって
目には見えないけれど
暮らしに大きく影響している
だからこの家では
風や光の流れを
とても大切に考えました
人間だけが強く土地を占領するのではなく
自然と一緒に静かに住まわせてもらう

そんな感覚を
この家では大切にしています
完成見学会では
写真だけでは伝わらない
風や空気感まで
ぜひ体験していただけたらと思います

