雨が降る前に、
スタジオ周りの草刈りをしていました。
この時期の草は本当に勢いが強くて、
少し油断すると、
あっという間に景色が変わっていきます。
除草剤を使えば、
もっと楽なのかもしれません。
しばらく草も生えてこないし、
管理もしやすい。
でも、
シムコノイエとしては、
できるだけそういう方法は取りたくないと思っています。
草の中には、
小さな虫たちがいて、、、
土の上では、
目に見えないたくさんの生命が動いています。
微生物がいてくれるから豊かな土地であって
草すら生えない土地はそもそも土地のエネルギーすら枯渇している状態。
そんな場所で私たち人間が健康的に暮らせるはずはなく
病的なことで悩むのは当然の帰結だと思います。
人間にとっては「雑草」や「厄介者」でも、
別の生命にとっては、
そこが住処だったりもする。
もちろん、
まったく手を入れないわけではありません。

ただ、
草刈機をつかうとしても
地面ギリギリまで全部刈り込んで、
完全に制圧するようなやり方には、
少し息苦しさを感じます。
植物は、
生き延びようとして伸びている。
それを力で押さえ込むと、
今度はもっと激しく茂ろうとする。
人間だけの都合で、
全部を管理し切ろうとすることには、
どこか無理がある気がしています。
私たちは、
この土地の持ち主ではあるけれど、
本当は、
この星に少し住まわせてもらっている存在にすぎないと思っています。
だからこそ、
奪い切るのではなく、
少し譲り合いながら暮らす。
そんな感覚を、
住まいの中にも持ち込みたいと思っています。
家だけをつくるのではなく、
周囲の土や風、
草や光も含めて、
どう暮らしていくのか。
建築は、
そのための“関係を整える器”なのだと思います。
シムコノイエでは、
そんなことも含めて、
住まいを考えています。
素敵な1日を☆

