想像力は、複製できない。

それにしても、、、

とても便利な時代になりました

こちらが探す前から
「あなたが好きなのは、きっとこれです」と
いろいろなものを差し出してくれる

確かに便利

でも、時々思いませんか?

あまりに先回りしてもらっていると

自分で感じたり、考えたりすることが

少しずつ減っていくんじゃないかと

便利なんだけど

考える必要がなくなっていくと

簡単に依存してしまいそう

だから

何もかも預けてしまう前に

自分の生の感覚は

なるべく大切にしていたいと思っています

たとえば、匂い

ジリジリと暑かったお盆の線香の匂い

雨が降って

地面が濡れたときの匂い

もう少しすると稲刈りの季節

あの稲の匂いがしてくると

また季節が変わったなと思います

同じ匂いを嗅いでも

何も感じない人もいるでしょう

嫌いだという人もいるかもしれない

それでいいと思います

「私は好き」

みんな同じじゃなくて

みんな少しずつ違っている

そのくらいが

ちょうどいい

「あなたは、こういう人です」

「あなたが好きなのは、これです」

そんなふうに

自分より先に自分のことを

教えてくれるものが増えていく世界で

ときどき立ち止まって

私は何を美しいと思ったのか

何を心地よいと思ったのか

何の匂いに季節を感じたのか

そんな小さな感覚を

自分自身に問い直してみる

家や暮らしをつくることも

そこから始まるものだと確信しています

誰かの正解を複製するのではなく

その人が感じていること

その土地で感じたこと

まだ言葉になっていないことから

その場所にしかない暮らしを

想像していく

想像力は、複製できない。

だからこそ

何でも先回りしてくれる時代に

「わたし」が感じたことくらいは

「わたし」のものとして

大切にしていたいと思います


素敵な1日をお過ごしください☆